大腸癌の父との記録とその後の雑記

癌の父親を介護した次女の記録とその後

2021-01-01から1年間の記事一覧

一周忌のこと

【備忘録】 12月16日の命日を前に一周忌の法要を行った 小祥忌 しょうしょう‐き セウシャウ‥【小祥忌】 〘名〙 (「祥」は凶服から吉服に着かえる意) 人の死後満一年目の命日の法要。一周忌。小祥。 3回忌の前日までは本来は喪中だと僧侶が話していた。 それ…

新しい風

遺品整理は全く進まず この家に暮らして一年が過ぎた。 タバコのヤニも破れた網戸もそのままに 主人がこの世を去ったことに気付かないまま 東側の部屋は父を待ち続ける。 誰も来ない家にとうとう客人が来る。 頑なに人を拒んできたが、その人はそよそよとや…

父の死を実感する

父が亡くなり兄弟も母親も来ないので、1人で葬式を出し納骨をし仏壇を設置した。 葬儀屋とのやりとりもお寺に出向くのも一応83歳の伯父について来てもらった。 でもホントに彼はついて来ただけで、全部決めて支払いも私なのだから、あの頃妙にテキパキと段取…

見えないけど聞こえる

頭がおかしくなったのかとおもった。 それは朝5時から父の服を整理していた時のことだ。 1番気に入っていた上着を捨てようとゴミ袋に入れた。 2階の父の部屋にあったワイシャツ これは着るはずが無いのに私が洗った物だ。 1階へ降りて洋服ダンスから更に捨て…

靴を脱ぐ日本人

調べてから追記する予定 夕方、飛び降り自殺のニュースを読んだ。 若い女性2人がビルから飛び降りたという。 ビルの屋上には靴が揃えられてあり そこから飛び降りたと断定したと記事にあった。 靴を脱ぐという 最期の行為は何を意味するのか 日本の文化と関…

寝込んでから病院に行くまで

父の部屋を片付けている 悲しくなっては中止して 12月から少しづつ。 直ぐに悲しくなるので全然進まない。 2階の洋室は2020年7月1日で時が止まっていた。 階段の昇り降りが辛くなった時から 1階の和室で寝起きしていたらしく カレンダーがそこで止まっている…

法定相続情報証明制度②

法定相続情報証明制度について具体的に何が便利か私の知る限り 「時間短縮」これだけ 故人の【産まれてから亡くなるまでの戸籍の束】は71歳の父は10枚以上だった。 古い物は曽祖父から記載が始まるので字が手書きの上に漢字も読みにくい。 この束を提出する…

法定相続情報証明制度

相続手続きには其々の期限がある。 締め切りの順に従って手続きを開始した。 葬儀場、火葬許可を貰った市役所(居住してない街)から市長のお悔やみ手紙と一緒に手続き一覧を貰った。 父が暮らした街でも言えば貰えたと思うが、 何をすれば良いかはすぐに理解…

オナマシのイノマーさん

バンド名だけ知ってたり なんとなく曲は聞いたことあるけど ライブは見たことないのに気になってるバンド そんな存在のバンドって沢山ある。 いつか行こうと思ってたら 解散してしまったり 亡くなってしまって活動休止されたりする。 イノマーさんが癌だとい…

生と死の区切り

コロナの感染者が増えているので 法要は予約してあるけど ちょっと考える事にする 人は常に生と死を持っており それは誰も選ぶ事は出来ない 肉体が有るか無いかで、 人生の区切りがあるけれど その人の歴史は、その後も続いているのだと そう思えるようにな…