大腸癌の父との記録とその後の雑記

癌の父親を介護した次女の記録とその後

生命保険の請求

癌と診断されたら入る保険金で入院費を賄う為に保険の請求をする。

病院の窓口では、請求の度に診断書代がかかるから「皆さん退院時にされますよ」と言われたが

それでは間に合わないので、途中までの分を請求した。

 

緩和病棟は、移動して21日目。

昨日は少し遅くなったら夕飯の時間だった。

もう自力で食べられなくて看護師に食べさせて貰っている。

父の夕飯はアイスだけだった。

衝撃的。

しかも、そのアイスも一口だけ。

錠剤を混ぜ込んで食べさせられたら

苦いと言って食べるのをやめた。

粉薬だと飲み込めないかな。

何か別の方法を、お願いしたい。

 

アイスを一口だけ、やっと食べた父を見ていたら

涙が止まらなかった。

私が毎回持っていくバナナミルクは必ず飲む。

栄養源はそれだけだ。

 

人は水だけで2、3週間は生きられると言うけど

バナナミルクだけで、あと何日頑張れるのか。

痛みに苦しんでいないので、

それだけが救い。

 

生命保険はポストに投函して、

本社に届いて処理されるまで何日かかるのかな。

お金だいじ。