転移性大腸癌
きっかけは腰痛だった。
ヘルニアだと思い込んでいた父は整形外科に通っていた。
階段も上がる事が出来なくなり、
一階の和室で寝る様になる。
腰に力が入らず、歩けなくなっていた。
今年の夏のこと。
父の友人が玄関の横に寝ている父を発見し
親戚に連絡、すぐに病院へ行く事に。
救急車を呼べと言うみんなの意見を無視し、
麻痺した足で車を運転。
何度も休憩しながら病院へ。
そのまま即入院となる。
背骨には、とてつもなく大きな腫瘍が有り、
神経を圧迫していた。
転移性の癌と判断した医師が、
大元の癌を探すと、大腸に大きな癌があった。
既に末期であった。
取ったとしても浸透しているから取りきれないほどのモノ。
背骨の癌も取れないモノ。
幸い、脳や肺、他の臓器に大きな転移は見られなかったが、
全く歩けない父の体力は落ちるばかりであった。
一般的に、大腸から転移する最初の場所は肝臓らしい
骨に転移するのは1.8%と少数である。
大腸癌は、あまり怖い病気では無いので、
転移してなければ、五年生存率は高い。
父もまだ71歳。体力も有った。
7月頃から歩いてないので、11月の今は全く歩けなくなっている。
癌の記録として残すが、
癌は人それぞれ。
何か私が残す事で参考になれば良いかと思う。
私が最初に読んだ2冊は
「親ががんになったら読む本」山口建
「大腸がんでは死なせない」工藤進英著 土屋書店